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「楽ん楽ん」教訓、大切な命二度と失わせない 介護施設と岩泉乳業が災害協定

協定を結んだ山下社長(左)と緑川会の斉藤純理事長

 岩手県岩泉町で介護老人保健施設「ふれんどりー岩泉」を運営する社団医療法人「緑川(りょくせん)会」と、施設に隣接する第三セクターの岩泉乳業は9日、災害時に施設入所者の避難を手助けする協定を結んだ。
 緑川会が運営していた高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で入所者9人が洪水の犠牲になった2016年8月の台風10号豪雨を踏まえた。「楽ん楽ん」は被災後に閉鎖。隣接して立つ「ふれんどりー岩泉」は被災を免れた。
 火災や地震といった災害発生時、施設の要請で岩泉乳業の従業員が駆け付け、指定避難所の町民会館などに入所者を誘導する。
 岩泉乳業は常時約40人の従業員が就業しており、業務時間の午前6時〜午後6時に避難を支援する。施設と岩泉乳業で年1回の合同訓練も実施する。
 締結式で緑川会の佐藤弘明常務理事は「大切な命を二度と失うことがないよう地元企業と連携して防災に努め、入所者と家族が安心できる施設にしたい」と話した。
 岩泉乳業の山下欽也社長は「若い人材が多く、いざというときには頼りにしてほしい。施設と密に情報交換し、災害に備えたい」と語った。


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2018年10月10日水曜日


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