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<絆そば>県境越え共同開発 宮城・涌谷の小麦×山形・大石田のそば 商品化目指す

宮城県涌谷町のイベントで試作品が販売された「絆そば」

 宮城県涌谷町産の小麦「夏黄金」と山形県大石田町産そば「来迎寺在来(らいこうじざいらい)」を使った新商品「絆そば」の開発が進められている。両町は友好交流協定を結んでおり、そば作りは県境を越えた活動の一つ。8日に涌谷町で開かれた「第10回わくや産業祭」で試作品が販売された。関係者で引き続き商品化を目指す。
 両町の協定は2013年に締結。それぞれの産直イベントや職員の野球大会、愛好家による民謡大会などを通し、文化、教育、産業面で相互交流を続ける。
 締結5年の節目に向け、今年初めから涌谷町が夏黄金と来迎寺在来を使ったそばのアイデアを練り上げてきた。
 夏黄金を製粉した状態で大石田町に送り、地元の職人が二八そばに仕上げた。夏黄金がつなぎとしては粘りが弱めだったが、水の量や打ち方などに職人の技が生かされているという。
 8日の産業祭には大石田町が出店し、手打ちを実演した冷たいそば250食を販売。購入者は「香りが良い」「歯応えがある」などと感想を述べながら楽しんでいた。
 大石田町観光協会会長で「蕎麦(そば)屋まんきち」の芳賀清代表(69)は「お客さんからも好評で、本格的な商品化へ向けた第一歩になった」と手応えをつかんだ様子。大橋信夫涌谷町長は「両町の絆がさらに深まるようなそばに育ってほしい」と期待した。


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2018年10月10日水曜日


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