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<空上げ>仙台みそ、しょっつる、リンゴソース…空自基地考案ご当地唐揚げ、東北でも続々

東松島市のトレッキングイベントで参加者に振る舞われた「空上げ」

 宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地がオリジナルの唐揚げレシピを考案し、新しい名物としてPRしている。空自が唐揚げを「空上(からあ)げ」と名付け、全国の基地で普及を図る活動の一環。東北の各基地でも、ご当地の唐揚げレシピが続々誕生しており、海上自衛隊のカレーに負けない「定番飯」として浸透を目指す。

 東松島市で韓国版トレッキング「宮城オルレ」の開設イベントがあった8日。国内外から訪れた参加者に、仙台みそ風味と特産のノリをまぶした2種類の唐揚げが振る舞われた。
 仙台市太白区の無職孫田(そんだ)とし子さん(72)は「みそ味は香ばしく、ノリの方は見た目で興味を引かれた」と高く評価した。
 いずれも松島基地が考案。松尾洋介基地司令が6月、東日本大震災からの復興と地域活性化に役立ててもらおうと東松島市の渥美巌市長にレシピを贈り、市観光物産協会が今回初めて新名物として提供した。
 「空上げ」は空自全体でより上を目指すという意味が込められ、昨年4月に全国で普及を開始。今年4月以降は月1回、各基地の昼食でオリジナル唐揚げをメニュー化している。
 東北では加茂分屯基地(男鹿市)が魚醤(ぎょしょう)のしょっつるを隠し味にしたり、車力分屯基地(つがる市)がリンゴ入りのソースを考案したりとアイデアレシピが相次いで登場した。
 大湊分屯基地(むつ市)の42警戒群は、むつ市とむつ商工会議所との3者で協定を結び、下北半島産のホワイトチキンやニンニクなどを使った唐揚げ「大湊Sora空(そらから)っ!」を市内の飲食店6店で7月に発売した。
 松島基地はこれまで登米市の油麩(ふ)、塩釜市の藻塩など宮城県内各地の特産物を用いた唐揚げを生み出した。唐揚げPRキャラクター「マツピヨ」も作成。マツピヨのイラストをあしらった隊員用Tシャツを作るなどして盛り上げを図る。
 基地給食小隊の栄養担当官鈴木沙樹さん(36)は「衣がさくさく仕上がるように工夫している。レシピを参考に自宅で作って食べてほしい」と呼び掛ける。
 空上げは27日に基地であるサイクルイベントで提供される予定。隊員食堂は一般開放していない。仙台みそ味のレシピは空自のホームページで見られる。


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2018年10月13日土曜日


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