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<E番ノート>アドレナリン/悩む松井に手渡された深夜の「超大盛」

 東北楽天の22歳左腕、松井がシーズン終盤に史上最年少で通算100セーブを達成した。さらに先発に挑戦してしっかり結果を出した。完全復調した姿に星洋介トレーナーは「ようやく松井らしくアドレナリン全開になった」と語る。体調管理に共に取り組んだだけに喜びもひとしおだ。
 松井は力投型のため投球時の反動で体の負担が大きく、けがの不安があった。そこで今季は減量を試みた。成果は出たものの、「調子に乗れない」と悩みを星さんに明かしていた。
 「スリムにはなったが、打者を打ち取るんだという気迫まで失われているのでは…」。松井が食べ物の腹八分目を意識し過ぎたとみた星さんは、ある遠征先の宿舎で深夜に彼の部屋のドアをたたいた。「たまにはいいんだぞ」。差し出したのは、四角い容器に「超大盛」と書かれた1000キロカロリー超のカップ焼きそば。これを平らげた翌日の試合、躍動感ある投球を見せ、セーブを挙げた。
 苦しんだシーズンの最後に本来の姿を取り戻した松井。「夏休み終了間際に集中して宿題を片付けるような面もあるからね」。星さんは松井の若者らしさを確認したようだった。(金野正之)


2018年10月13日土曜日


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