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<高校生のシゴト力>高校生コンサルタント/支える人たち 生産情報共有で点検と改善効率的に

エムケイヴィンヤードが作成した生産記録を点検する五所川原農林高「高校生コンサルタント」の生徒たち=同校情報処理室
中橋賢一さん
北村良久さん

 青森県北部、下北半島の陸奥湾に面したむつ市川内町に本社を置く農業生産法人「エムケイヴィンヤード」と、津軽平野に位置する五所川原市の五所川原農林高校は、高速道路を利用しても、車で片道3時間ほどかかる。
 高校生コンサルタントを実施するにあたり、この距離を埋めたのが、NECソリューションイノベータのGAP認証支援サービスだ。両者が同サービスを使うことで生産情報を共有し、点検・チェックと改善が効率的にできるようになった。
 担当の同社スマートアグリ事業推進本部の中橋賢一さん(48)は、個人的にも「食」やGAPに関心を持ち、同校が国内の高校で初めてグローバルGAP認証を取得した当時から注目してきたという。サービス担当者として利用法を説明、提案するだけでなく、生徒の良き相談相手でもある。
 「自分や自分の家族、周りの人がおいしいものを食べ続けられる世界が続く。それが自分の願い。農業や食の未来を支える人材を育てる五所川原農林高校の取り組みに協力できることはなによりの喜び」と話す。
 高校生コンサルタントの活用を決めた「エムケイヴィンヤード」の北村良久社長(53)は、GAP認証取得に取り組むことで農作業現場の安全面、衛生面を確立することが目的と説明。「外部の認証制度を活用し、従業員の健康管理と労働環境の安全性を高めたい。社員も高校生が指摘してくれたことに対して『できません』とは言いにくいのではないか」と期待する。
 また、コンサルタントに関する連携協定締結を機に、同校にワイン用ブドウの栽培も提案している。「ワイン用ブドウの栽培に関心を持つ生徒がいると聞いた。生産現場に足を運べば栽培技術を学ぶこともできる。将来、五所川原農林高で栽培したブドウでワインを造ってみたい」と思いを語った。


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2018年10月14日日曜日


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