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<仙台満店>絵本と共に大人の時間/MARYCOLIN(宮城野区・カフェ)

MARYブレンドと「人参ケーキ」(セットで900円)。シナモン香るケーキには大崎市田尻「STUDIOどどいち」のリコッタチーズが添えられる
阿部さんの目利きが光る選書。子ども時代に感じたものとはまた違う絵本の魅力に気付くかも

 秋風がそよぐとなんだか寂しい…。そんなときに心を温めてくれるカフェが「MARY COLIN」です。
 扉を入ると、まず大きな絵本棚にときめきます。世代を超えて愛される名作、デザインや色使いがユニークな外国の絵本、すでに絶版の貴重なものも、新刊も古書も。棚の奥のこぢんまりしたスペースに、テーブル席があります。ここは、絵本専門店の中にあるカフェ。
 店主の阿部理美さん(55)は、宮城県内の公立図書館に司書として長年勤め、絵本の魅力を知ったそうです。「良い絵本は一編の小説のようだったり、哲学書のようだったり。絵の素晴らしさだけでなく、内容の奥深さが、大人も魅了します」
 自分がいいと思う絵本だけの本屋を開きたい−。一方でカフェもやりたいと考えていた阿部さん。「両方かなえようと思って」退職し、昨年3月にオープンしました。
 「毎日頑張っている人がホッと安らげる場所に」。その思いから、カフェの食材は安心で上質なものを厳選しています。例えば、注文ごとに豆をひいてドリップするコーヒーは、多賀城市の自家焙煎(ばいせん)店「まめ福」の有機栽培豆。自家製甘酒と大郷町の放牧牛の牛乳で作る「甘酒ミルク」。小麦粉や砂糖などを厳選して手作りする焼き菓子。どれも素材の力を感じる味わいです。
 ほとんどの本は、カフェ席で読めます。気に入ったものを手にゆっくり過ごす人が多く、意外にも男性の1人客もよく訪れるとか。おいしいコーヒーとえりすぐりの絵本で、ぜいたくな大人の時間をどうぞ。(鶴)

[メモ]宮城野区小田原1の9の28▽午前11時〜午後7時▽火・水曜定休(20、28日はイベント出店のため休み)▽8席▽飲み物は他に紅茶、チャイ、ミルクセーキなど。季節の焼き菓子、甘くない軽食ケーキも人気▽臨時休業などはフェイスブックで発信▽090(2991)0700。


関連ページ: 宮城 経済 仙台満店

2018年10月15日月曜日


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