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<高次脳機能障害>「社会的な理解深めて」当事者の鈴木大介さん、体験基に講演

高次脳機能障害について、自身の経験を基に講演する鈴木さん

 高次脳機能障害への認知向上と理解を呼び掛けるフォーラムが13日、仙台市青葉区の東北文化学園大であった。高次脳機能障害のある文筆家鈴木大介氏(45)=千葉市=が自らの体験を基に講演し、参加した市民ら約300人が症状などについて学んだ。
 41歳で脳梗塞を発症し、高次脳機能障害を負った鈴木さんは「脳が突然、成長期に巻き戻されたようなイメージ」と振り返った。新しい環境への対応が苦手になり、表情も乏しくなったという。
 鈴木さんは「失われた機能はリハビリ次第で再発達が可能」と強調。病気になる前に習得した知識や経験を生かすことで自信を取り戻せたと説明し、最も効率的なリハビリは「以前の日常生活と仕事に戻ろうとすることだ」と力を込めた。
 そして、会場に「人間性や中身は病気になっても変わらない。高次脳機能障害への社会的な理解を深めてほしい」と訴えた。
 フォーラムは、東北文化学園大を運営する学校法人設立40周年の記念イベントの一環で開かれた。


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2018年10月15日月曜日


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