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<プロ育成学科拝見 仙台・専門学校>(4)飼育員 動物と人の懸け橋に

飼育管理の一環で、ブラシを使ってトカゲの肌の手入れをする生徒

 客室乗務員(CA)やゲームクリエーター、整備士。かつて憧れた職業の数々がある。仙台圏には、そんな専門職の養成をうたった専門学校も数多い。どんな学科があり、どんな授業を行っているのか。訪問してみた。

◎仙台総合ペット専門学校飼育管理科

 木材のチップや植物を使い、森林や砂漠などを模したケージの中にカメやヤモリが並ぶ。生徒が色鮮やかなトカゲの肌をブラシで優しくなで、体表の汚れを取ると、トカゲは気持ちよさそうな表情を浮かべた。
 犬、猫以外の家庭で飼える動物全般の飼育管理と販売に関する知識を学ぶ。爬(は)虫(ちゅう)類、小動物、観賞魚など対象は幅広い。校舎内で飼育する動物約80種、観賞魚約100種の世話や管理をする実習を通して、スペシャリストを育成する。
 2年課程で授業時間は計2142時間。入学、進級時に、店舗での販売や接客に特化した飼育コース、水生生物を詳しく学ぶアクアコースを選択する。提携先の店舗で店員の指導を受ける実習もある。
 科長の菅原学さん(35)は「爬虫類や観賞魚の飼育は野生に近い環境を整えることが大事。器具などの専門知識が求められる」と話す。爬虫類から水生生物まで学べる学科は珍しく、北陸、九州出身の生徒もいるという。
 動物園や牧場の飼育員を目指す1年佐藤明音(あかね)さん(19)=仙台市青葉区=は「幅広く飼育方法を学べる実習は力になる。子どもに動物との触れ合いの楽しさを教えたい」と目標を語る。
 卒業生は主にペットショップや牧場、サファリパークに就職する。ペット業界の就職で重視される愛玩動物飼養管理士など最大7種類の資格が取れる。菅原さんは「物言わぬ動物と飼い主の懸け橋になってほしい」と願う。(報道部・松本果奈)

[メモ]学校の住所は仙台市青葉区本町2の11の20。前身の仙台ビジネス専門学校が1984年に開校し、同市の学校法人菅原学園が運営する。飼育管理科(定員40人)のほか、トリマー科(同)、動物衛生看護科(同)などもある。連絡先は022(221)1112。


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2018年10月15日月曜日


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