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8月に2度の豪雨被害 山形・戸沢村蔵岡地区で住民説明会 集落を堤防で囲む「輪中堤」整備提案

地区を流れる角間沢川の出水状況と対策を住民に示した説明会

 8月中に2度にわたって記録的な大雨が降り、多くの建物が浸水した山形県戸沢村の蔵岡地区で14日、東側を流れ、最上川に合流する角間沢川の当時の出水状況などを示す住民説明会があった。東北地方整備局新庄河川事務所と県、村の主催。国は今後の対策として、集落を堤防で囲む「輪中堤」の整備を提案した。
 同事務所によると、戸沢村古口地区の雨量観測所で、8月6日までの24時間降水量が過去最大の366ミリを記録した。西日本豪雨に匹敵し、角間沢川の排水が追いつかなかった。
 今年1月に新設した排水ポンプが停電で稼働せず、被害を拡大させた可能性が指摘されている。担当者は「ポンプを早く稼働させたとしても水位を下げることは難しかった」と説明。現在リース契約の非常用電源を、本年度内に常設する。
 住民からは「このままでは安心して暮らせない」「仮に輪中堤を造るにしても、それまではどう対応するのか」といった不満の声が上がった。
 光永健男所長は「排水ポンプは完成したが『想定を超える大雨の場合、それだけでは十分でない』ということを住民に伝えきれていなかった。さまざまな対策を検討したい」と話した。
 蔵岡地区では全78世帯中、8月5〜6日の大雨で66世帯、30〜31日には22世帯が床上・床下浸水した。


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2018年10月15日月曜日


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