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<レスリング>伊調、空白期間経ても変わらぬ強さ「思うように動けず」辛口な自己評価もそのまま

57キロ級で優勝した伊調(奥)

 2年2カ月の空白期間を経てもやはり強かった。リオデジャネイロ五輪で4連覇を達成した伊調が復帰戦を制した。「思うような動き、展開がつくれなかった。課題が見つかった」。辛口な自己評価も相変わらずだ。
 1回戦はわずか38秒で片付けた。準決勝は序盤の劣勢をはね返した。決勝は相手にポイントを与えず完勝。「ブランクがあったようには思えない」。決勝で戦った望月も笑うしかなかった。
 当の本人の発言は次元が違う。「全3試合を通して、腰が高く、前に前に攻められなかった」。相変わらず、敗戦の弁を述べているような口ぶりだ。
 リオ五輪前から目指すところが違っていた。「勝ち負けでなく、レスリングを追究する」。日々の練習でも「技ができなくて悩んだり、苦しんだり。あー、むかつくって思うこともある」。女王の道は勝敗を超越したところにある。ブランクを経てもそれは変わらない。
 12月の全日本選手権(東京)の出場権を得て、再び世界と戦う可能性が出てきた。ただ、周囲が期待する東京五輪での5連覇挑戦には慎重だ。
 「年齢も年齢。覚悟がないと目指せない。まだ、そこまでの気持ちはつくれていない」。競技と真剣に向き合う姿勢も相変わらずだ。(剣持雄治)


2018年10月15日月曜日


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