宮城のニュース

ほろ酔いラリー名残酒 仙台・虎屋横丁と稲荷小路、16年の歴史に幕

近年のスタンプラリーでは参加者が行列を作った=2016年10月、仙台市青葉区一番町4丁目の稲荷小路(親交会提供)

 仙台市青葉区の虎屋横丁(国分町)と隣接の稲荷小路(一番町)で16年間続くはしご酒イベント「イナトラほろ酔いスタンプラリー」が、17日の開催を最後に終了する。運営側の人手不足などで継続が難しくなった。主催の虎屋横丁・稲荷小路親交会は来年以降、新たなイベントの実施を検討する。

 スタンプラリーは参加者が「ほろ酔い手形」を購入し、約90の協力飲食店から4店選び、30分ごとにはしご酒をしてスタンプを手形に押す。訪れた店では、それぞれ名物メニューと飲み物1杯がサービスされ、4店のスタンプを集めると抽選会で食事券などが贈られる。
 バブル崩壊後の不況で国分町から客足が遠のいた2003年、活性化策の一環で親交会が初めて開催。以来、年1回の恒例イベントとして認知度が上がり、参加者も年々増加するなど盛況だった。
 開始時から運営に関わってきたおでん店経営田村忠嗣さん(74)によると、当初は未知数のイベントへの参加を渋る飲食店が多く、各店を何度も訪ねて参加してくれるよう頭を下げた。「客が何人来るかも分からなかったが、スタンプラリー参加者の行列を見て涙が出た」と振り返る。
 近年は運営側の人手不足に加え、参加店の増加で管理が難しくなり、今年で区切りを付けることにした。親交会のすし店経営金田典昭さん(60)は「来年以降は違う形で何らかのイベントをやりたい」と話す。
 スタンプラリーは17日午後6時〜9時半に開催。同地区のコンビニエンスストアなどで「ほろ酔い手形」の引換券を当日4300円、前売り4000円で購入する。連絡先は事務局022(263)1726。


関連ページ: 宮城 経済

2018年10月16日火曜日


先頭に戻る