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秋の山行遭難に注意 季節の変わり目事故多発 宮城県警、連絡徹底呼び掛け

大東岳で行方不明になった男性の捜索から戻る警察官ら。男性は翌日遺体で見つかった=12日夕、仙台市太白区の市秋保ビジターセンター

 仙台市太白区の大東岳(1365メートル)の登山道近くの沢で13日、東北大名誉教授の男性(71)=太白区=が遺体で見つかった。秋山での遭難死は今シーズン初めて。宮城県警によると、特に10月は年間で最も山岳遭難が多く、入山届や家族などへの行き先連絡の徹底を呼び掛けている。
 仙台南署によると、男性は1人暮らし。大東岳麓の市秋保ビジターセンターから10日、「駐車場に8日から止まったままの乗用車がある」と通報があった。敷地内の防犯カメラには8日午前9時半ごろ、西方に向かって歩く男性の姿が映っていた。
 男性は上着とズボン姿の軽装だったため、南署は大東岳登山ではなくセンター周辺の沢歩きの可能性が高いと判断。当初はセンター南西の三方倉山周辺の沢を捜索したが、男性は13日朝、センターの北西約3キロの大東岳登山道近くの沢で発見された。
 同署によると、センターに立ち寄る目的は登山や沢歩き、キノコ採りなどさまざまで、男性の行き先を見極めることは難しかったという。県警地域課の担当者は「(沢歩きとの見立ては)妥当だったと思うが、具体的な行き先が分かれば、もっと早く発見できたかもしれない」と話す。
 県警によると、秋山シーズン(9〜11月)の遭難は2013〜17年で毎年6〜11件発生し、計5人が死亡した。今年9月以降の遭難は今回も含め5件。同課は「入山届を出したり家族などに行き先を伝えたりして、万が一の際に迅速な救助ができるようにしてほしい。行き慣れた山でも十分な装備が必要だ」と呼び掛ける。


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2018年10月16日火曜日


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