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創業200年、秋田の老舗「弥助そばや」後継者なく事業譲渡 飲食チェーン「ドリームリンク」に

ドリームリンクが商標などを引き継ぐ弥助そばや=秋田県羽後町西馬音内

 飲食チェーン「ドリームリンク」(秋田市)は15日、西馬音内(にしもない)そば発祥の老舗「弥助そばや」(秋田県羽後町)から商標や製造ノウハウ、乾麺事業を譲り受けると発表した。創業200年の弥助そばやは後継者がおらず、事業承継先を探していた。
 羽後町の店舗は、6代目の金昇一郎さん(75)が営業を続ける。ドリームリンクは、店名を受け継ぐそば屋を展開。来年夏には秋田駅前のビルに出店する。同社が計画する立ち食いそばのフランチャイズ展開にノウハウを生かすという。
 同社は昨年、地域唯一の酒蔵で後継者が不在だったかづの銘酒(鹿角市)を買収した。今回の事業承継について、村上雅彦代表取締役は「弥助そばやは地域の文化で財産だ。地域に貢献する利益の使い方をしていきたい」と話す。
 冷たい汁の「冷(ひや)がけそば」は、弥助そばやから広まったとされる。つなぎに海藻「ふのり」を使い、二八の配合で手打ちの包丁切りが同店の特徴だ。
 金さんは「同じ製法をずっとつないできたが、自分一人では限界がある。技術を後世に残していければいい」とドリームリンクに将来を託す。


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2018年10月16日火曜日


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