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<栗原市官製談合>社長に懲役1年求刑 動機「情報ないと勝てず」

 宮城県栗原市発注工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害の罪に問われた同市の丸安建設社長白鳥泰行被告(52)の公判が16日、仙台地裁であった。被告は動機について「市職員の内部情報がなければ入札競争に勝てなかった」と供述した。検察側は懲役1年を求刑、弁護側は罰金刑を求めて結審した。判決は11月21日。
 被告は被告人質問で「(最低制限価格算定の基となる)設計価格は以前から市内の業者に広く漏れていると感じていた」と説明。漏えい元の市職員からの情報収集を頼んだ同市の米倉設備工業専務米倉智章被告(51)=贈賄罪などで公判中=とは小中学校の同級生で、「計5回の情報提供を受けたが、見返りは求められなかった」と述べた。
 検察側は論告で「会社利益のため犯行を繰り返し、悪質性は高い」と強調。弁護側は最終弁論で「指名停止処分など既に各種の制裁を受けた」と訴えた。
 起訴状によると、白鳥被告は2月の市交流施設エポカ21改修工事の制限付き一般競争入札で、米倉被告が市建設部参事佐藤義夫被告(58)=起訴休職、収賄罪などで公判中=から聞き出した設計価格に基づき、最低制限価格(2億6796万円)と同額で落札したとされる。


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2018年10月17日水曜日


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