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12の芸術体験で感性刺激「チルミュしおがま」20日初開催 子どもの地元愛育む

杉村惇美術館で昨年度催された「こども探偵事務所」。チルミュしおがまでも行われる

 宮城県塩釜市杉村惇美術館で20日、「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま(チルミュしおがま)」が初めて開かれる。同館を丸ごと舞台に12の体験プログラムを用意し、感性を刺激する経験を通し子どもたちの地元への誇りや愛着を育む。市民有志による実行委員会が主催し、東日本大震災からの復興支援を縁に交流を続ける岡山県倉敷市の大原美術館が協力する。

 プログラムは、同市の浦戸諸島に育つタブの葉などを使う草木染や、ツナの空き缶を使った楽器「カリンバ」作り、クレヨンで水面に絵を描く体験、振付師の指導を仰ぎ全身で同館を感じる体験など多彩だ。
 プログラムの一つ「こども探偵事務所『いろいろなランプのかたちを調査』」は、洋画家の杉村惇さんがモチーフとして魅了されたランプの謎に迫る美術館ツアー。作品や集めた実物を観察し、さまざまな素材でランプ型の造形物を作る。
 チルミュは、大原美術館の取り組みを参考にした。塩釜市は震災後に倉敷市と文化交流を進め、柳沢秀行・同館学芸課長を招き研修会などを開催。同館の協力で準備を進めたチルミュは、アートの視点で震災後のまち、ひとづくりを考える実践の場でもある。
 実行委事務局の高田彩さんは「ゼロからの発想力や創造力を鍛えることができる場。好奇心から数多くの体験ができ、地域課題の緩やかな解決への応用も利くと考えている」と話す。
 午前10時〜午後3時、入場無料。大人も参加可。時間指定があるプログラムや、材料費、当日申し込みが要るプログラムもある。連絡先は杉村惇美術館022(362)2555。


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2018年10月17日水曜日


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