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<汚染廃>最終処分場への焼却灰搬入始まる 宮城・大崎

ゼオライトの上に焼却灰(黒い部分)をならす重機=16日午前10時25分ごろ、大崎市三本木の大日向クリーンセンター

 東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物を巡り、試験焼却に着手した大崎圏域で16日、宮城県大崎市三本木にある最終処分場への焼却灰の搬入が始まった。
 焼却灰を積んだダンプは周囲の空間線量などを測定後、通学時間帯を避けた午前8時半すぎ、市内と涌谷町の計3カ所の焼却施設を出発。午前9時すぎに順次、最終処分場に到着した。飛散防止の散水をしながら荷台から焼却灰を落とし、重機で専用区画に埋設していった。
 最終処分場を管理する大崎地域広域行政事務組合によると、専用区画には放射性セシウムを吸着させるためのゼオライトを敷き、焼却灰を広げた後、土で覆う。1日当たり20〜25トンが運び込まれるという。
 施設周辺では、地元の伊賀行政区の相沢雅弘区長(65)ら3人が監視した。同行政区は将来的な環境汚染を懸念し反対を続けてきたが、試験焼却の実施状況の検証などを行う組合との協議会には参加している。
 相沢区長は「今でも焼却してほしくないし、埋設を認めたわけではない。(協議会参加は)苦渋の決断だった」とした上で「初日の作業はマニュアル通りだったようだが、今後も協議会を通じて監視していきたい」と話した。


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2018年10月17日水曜日


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