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津波の恐ろしさ人形劇で伝える 宮城農高生、仙台・岡田小で「命の授業」

震災当時の様子を描いた人形劇に見入る児童

 東日本大震災で津波に遭いながら宮城農高(名取市)に生還した「奇跡の牛」を題材に、同高の生徒が16日、仙台市宮城野区の岡田小(児童192人)で「命の授業」を行った。
 同高の有志団体、農業経営者クラブの生徒5人と顧問が、1年1組の児童24人を前に、震災当時の様子を人形劇で披露。牛舎に残された牛を助けようと、教職員が津波が押し寄せる牛舎に向かい、命がけで守ったことや、クイズ形式で津波の恐ろしさなどを伝えた。
 劇の後、生徒たちが「奇跡の牛」の子孫の生乳で作ったミルクジェラートを児童に振る舞うと、児童は「甘い」「口の中でとろける」と声を上げた。井上愛梨さん(7)は「命を大切にしようと思った。ジェラートは甘くておいしかった」と話した。
 農業科2年川井つむぎさん(16)は「どんな時でも自分の命を守ること、諦めないで頑張ることを、津波を知らない子どもたちに伝えたかった」と語った。
 授業は、復興支援事業「スマイルとうほくプロジェクト」(河北新報社など主催、特別協賛・花王)の一環。


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2018年10月17日水曜日


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