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<プロ育成学科拝見 仙台・専門学校>(6)ゲームクリエーター/発想力磨き楽しさ提供

自分たちで作ったゲームの動作などを確認する学生ら

 客室乗務員(CA)やゲームクリエーター、整備士。かつて憧れた職業の数々がある。仙台圏には、そんな専門職の養成をうたった専門学校も数多い。どんな学科があり、どんな授業を行っているのか。訪問してみた。

◎仙台コミュニケーションアート専門学校クリエーティブコミュニケーション科

 クリックやキーボードをたたく音が実習室に響く。「トップアイドルを育てる」「チームで目標を成し遂げる」。生徒らは自分のアイデアを文字にし、ゲームの世界観を膨らませる。
 イラストや漫画、アニメなどの4コースに分かれ、幅広い分野のクリエーターを育てる。いずれも3年課程で、授業は約2700時間。ゲーム開発に特化し、キャラクターデザインやシナリオを学ぶコースには県内外の約40人が在籍する。
 1年目はクリエーターの心構えやプログラミングを学ぶほか、画面上でキャラクターを無駄なく動かすために必要な数学(関数)の習得に時間を割く。2年目以降は3カ月に1本のペースでゲーム制作に取り組み、実践力を磨く。
 講師は現役ゲーム開発者。外部講師の佐藤大輔さん(34)はゲームの腕を競う「eスポーツ」人気で、ゲーム業界への注目が高まっていると説明。「日々の生活で起きることは全部ゲームになる。作り手としてあらゆることに興味を持つことが欠かせない」と語る。
 卒業生の進路はゲーム開発会社が中心だ。就職活動では自分の作品を使ってアピールする。1年の上野魁音(かいね)さん(19)=仙台市太白区=は「基礎をしっかり学び、理想の開発者に近づきたい。誰もが楽しめるゲームを作りたい」と話す。
 佐藤さんは「ただのゲーム好きではいい作品は作れない。誰に何を感じてもらい、楽しんでもらうかを考えることが重要だ」と強調し、未来の仲間を見守る。
(報道部・近藤遼裕)

[メモ]2007年設立。所在地は仙台市若林区新寺2の1の11。クリエーティブコミュニケーション学科(定員80人)のほか、調理師科(同40人)などもある。学校法人磁慶文化学園(宮城野区)が運営する。連絡先は022(292)2122。


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2018年10月17日水曜日


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