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<新聞大会>被災者視点の報道決意 仙台旧荒浜小の津波痕跡を見学

津波の痕跡が残る旧荒浜小を見学する参加者=17日午前9時35分、仙台市若林区荒浜

 第71回新聞大会に参加した日本新聞協会の加盟社幹部らは17日、東日本大震災の震災遺構となっている仙台市若林区の旧荒浜小などを視察し、防災・減災報道への決意を新たにした。
 旧荒浜小には約30人が訪れ、近くに住む市嘱託職員庄子智香子さん(65)が案内した。一行は校舎に残る津波の痕跡を見て当時の状況に思いをはせたり、周辺の復旧状況を確認したりした。
 自宅も被災した庄子さんは「荒浜には津波が来ないと言われ、地震の後に自宅に戻って亡くなった人も多い」と説明。「5年、10年後にまた風景が変わる。何度も見に来てほしい」と訴えた。
 熊本日日新聞社の河村邦比児社長(68)は「現実に立ち尽くしたつらさを感じ、現場は防災報道の原点だとあらためて思った。熊本地震での経験も含め、被災者と同じ目線で体験や教訓を引き継いでいきたい」と語った。
 被災地視察は3コースに分かれ、計約110人が参加。児童・教職員計84人が犠牲になった石巻市大川小、宮城県女川町、東松島市なども訪問した。


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2018年10月17日水曜日


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