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<東日本大震災>石巻・半島部復興に弾み 雄勝と鮎川浜に拠点施設着工

雄勝中心部地区の拠点エリアのイメージ
鮎川浜地区の拠点エリアのイメージ。中央の黒い屋根の下に3施設が入る

 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市雄勝、鮎川浜両地区に市が整備する拠点施設の着工に合わせ、現地で17日、それぞれ安全祈願祭が行われた。施設を含む各拠点エリアの整備で半島沿岸部の復興に弾みがつくことが期待される。
 雄勝地区では、中心部エリアに地元事業者12店舗が入る観光物産交流施設が着工された。木造一部鉄骨平屋で延べ床面積は1097平方メートル。事業費は約6億5000万円。2019年9月の完成を目指す。
 施設は海抜8.9メートルに盛り土した高台に建設。一帯には19年度に雄勝硯(すずり)伝統産業会館、20年度に体育館、艇庫が整備される。
 雄勝地区行政委員連絡協議会の永沼秀和会長(67)は「震災後、人口減少が進んだが、施設の整備を機に交流人口の拡大につなげたい」と意欲を見せた。
 鮎川浜地区では、飲食店など8店舗が入居する観光物産交流施設を整備するほか、震災で全壊した「おしかホエールランド」を再建する。2施設は共に鉄骨平屋で延べ床面積は計2413平方メートル。事業費は計16億5000万円。
 6メートルに盛り土した拠点エリアは面積4.1ヘクタール。環境省は三陸復興国立公園で自然体験活動をする拠点としてビジターセンターを設置する。3施設は一体的に整備され、ホエールランドは19年度内、他の2施設は19年8月の完成を目指す。
 鮎川港まちづくり協議会の斎藤富嗣会長(58)は「震災で多くのものを失ったが、にぎわいを取り戻すため地域住民が連携し努力を重ねていきたい」と話した。


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2018年10月18日木曜日


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