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<新聞大会>災害時の使命再確認 加盟社幹部、被災地を訪問

佐藤さん(左)の説明を熱心に聞く参加者=17日午前、石巻市大川小

 仙台市で開かれた第71回新聞大会の参加者が17日、東日本大震災の被災地を訪れた。日本新聞協会の加盟社幹部約110人が、報道機関が災害時に果たす役割や教訓を伝える使命を再確認した。
 児童74人と教職員10人が犠牲となった石巻市大川小には約50人が訪れた。6年の三男雄樹君=当時(12)=を亡くした佐藤和隆さん(51)と、3年の長女未捺(みな)さん=当時(9)=を失った只野英昭さん(47)の案内で校舎や裏山を見て回った。
 佐藤さんは「なぜ逃げるのが遅れたのか、原因はいまだに分からない。助かる命だった」と語り、大川小事故の実態を広く伝えるように求めた。
 一行は、宮城県女川町で須田善明町長の講演を聞いた後、石巻市門脇地区を訪れ、市職員から地域再生の歩みについて説明を受けた。
 中国新聞社(広島市)の岡谷義則社長は「広島は原爆被害から立ち直った。東北も必ず復興し、輝く時が来る。新聞には息長く被災地の状況を伝える責務がある」と話した。
 仙台市若林区荒浜や名取市閖上、東松島市を訪れる2コースには計60人が参加した。


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2018年10月18日木曜日


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