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期待の落花生、出来栄え上々 営農継続へ山形・金山町が導入、でん六が商品開発へ

落花生を収穫する青柳さん。初年度の出来に手応えを感じている

 山形県金山町が担い手の減少や高齢化に対応した地域農業の確立を目指し、本年度導入した落花生が待望の収穫時期を迎えた。日照りや大雨による影響が心配されたものの、生育は順調で予想を超える収量が見込まれている。
 町内の農事組合法人いずえむが同町山崎地区で耕す落花生畑20アールでは15日、5月に種をまいた「ナカテユタカ」を掘り取り機を使って収穫した。1株当たり60〜80粒が付き、主産地である千葉、茨城の両県と比較しても遜色ない量と品質だという。
 町は今年4月、地域農業再生を目的に豆菓子製造でん六(山形市)と山形大東北創生研究所(上山市)と農業振興協定を締結。作業負担が少なく高齢者でも無理のない営農が可能な落花生を栽培し、収穫物をでん六が購入して新たな商品開発を目指す枠組みを構築した。
 初年度は種代などの初期費用を町が負担し、いずえむなど8法人・個人が計約50アールで栽培。10アール当たり殻付き豆で300キロ以上の十分な収量を見込めそうだという。
 東北創生研の村松真准教授(地域計画学)は「金山は黒土の土壌が良く、主産地に比べ日照時間が短いといった不利な気象条件を乗り越えられた。肥料などを工夫すれば、もっと増収を見込める」と期待する。
 畑を管理したいずえむの青柳直希さん(22)は「種まきの時期を除けば収穫までの作業は少ない。若い農業人口が不足する中、落花生に興味を持つ人が増え町の特産品になるといい」と話す。


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2018年10月18日木曜日


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