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<福島・楢葉>サケの姿に復興重ねて 木戸川で漁本格化

再開後4季目の漁が本格スタート。サケを手にする鈴木さん(右)たち

 福島県楢葉町の木戸川で17日、今季のサケ漁が本格的に始まった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う避難で稚魚放流が途絶えた影響が続き、漁獲は少なめ。力強く遡上(そじょう)するサケに、関係者は再生に向かう地域の姿を重ねた。
 木戸川漁協の組合員ら約10人が、上流から網を広げて下流の網にサケを追い込む伝統の合わせ網で約25匹を捕獲した。全長は平均で60センチ程度と小ぶり。漁は11月中旬まで続く。
 漁協によると、木戸川はかつて年7万〜10万匹のサケが遡上したが、採卵ふ化と稚魚放流の中断で減少。昨年の捕獲は3414匹にとどまった。今年の遡上も避難中に自然ふ化したサケがほとんどとみられる。
 放流は2016年春に本格再開しており、来年は一定の回復が期待できる。ふ化場長の鈴木謙太郎さん(36)は「今年も帰って来てくれてありがとうとサケに言いたい。一匹も無駄にせずにふ化事業に力を入れたい」と話した。


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2018年10月18日木曜日


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