宮城のニュース

<登米市議会>医師不足への危機感、市民と共有 市内5ヵ所で意見交換会

登米市の医療について意見を出し合う市民ら=宮城県登米市の中田農村環境改善センター

 宮城県登米市議会は18日、市民と議会の意見交換会を開き、「登米市の地域医療を考える」をテーマに、市立病院の医師不足問題などについて話し合った。
 意見交換会は市内5カ所で開かれ、うち2カ所で医療問題についての議論が行われた。中田農村環境改善センター(同市中田町)であった交換会には市議5人と市民25人が参加した。
 議会側が、国が進める地域医療政策の動向や地域包括ケアシステム、市の病院事業中長期計画や経営状況などについて説明し、参加者から意見を聞いた。
 人口8万の登米市で、3病院と4診療所(登米、津山は休診中)ある市立病院の医師が30人と他市に比べて極めて少ない現状について「医師不足は市の大問題」「市も議会ももっと危機感を持って取り組んでほしい」という声が上がった。
 医師免許取得者に義務付けられている臨床研修の受け皿病院がなく、若手医師が市内に勤務できない現状については「継続的に医者が来ることができるシステムを、早急につくる必要がある」との意見が出た。
 6日に市が主催し、約300人が聴講した市民公開シンポジウムも聞いた女性は「市長も病院事業管理者も、経営は非常にひどい状態だと言っていた。切迫感は大きく、市民が医療についてもっと真剣に考えていく必要がある」と訴えた。及川昌憲議長は「広く市民の声を聞きながら、きちんと向き合っていきたい」と述べた。
 19日は午後7時から、登米(とよま)、南方の両公民館で地域医療をテーマに意見交換会がある。連絡先は議会事務局0220(22)1913。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年10月19日金曜日


先頭に戻る