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<KYB免震改ざん>仙台市内で47件、民間施設でも 東北で次々判明

 油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、同社製装置が設置された宮城県内の建物51件のうち、47件が仙台市内にあることが18日、分かった。公共施設に加え、マンションなど民間施設も含まれる。
 同市内の使用物件には県立こども病院(青葉区)、仙台市立病院(太白区)が含まれる。残る4件のうち、3件は既に設置が判明した大崎市民病院、石巻市の石巻地区広域行政事務組合消防本部庁舎など2件。他に1件で使用されている。
 県と仙台、石巻、大崎3市は建築基準法に基づく指導や是正の権限を持つ。県は17日、KYBに口頭で報告を求めたが回答はなかった。19日に改めて文書を送り、国の基準に適合しているかどうかの報告や是正などを求める方針。
 一方、東北で新たに青森、岩手、福島3県の公共施設4件でKYBやその子会社が製造した装置が使われていたことが分かった。
 青森の施設は、八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部・八戸消防署庁舎(八戸市)と三沢市立三沢病院(三沢市)。同消防本部には免震用オイルダンパー8基があり、うち7基が該当した。三沢病院は型番と書類などを照合したところ、使用されている免震装置全20基が該当した。
 岩手は、いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市)で制振装置が使われていた。地上9階で、うち3〜7階に計295基が設置されており、不適合製品の特定を進めている。
 福島では、いわき市医療センターとして12月25日に開院する新病院棟に、免震装置28基が使用されていた。不適合と判断されれば交換を求める方針。開院予定に変更はないという。


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2018年10月19日金曜日


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