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<にゃんとワンポイント・実践編>夜間・高度獣医療対応 地元と連携安心提供

高度獣医療を提供する仙台獣医師会の総合どうぶつ病院。夜間は救急動物病院になる

 仙台市宮城野区苦竹の国道45号坂下交差点近くにある協同組合仙台獣医師会夜間救急動物病院は、夜間のペットの急変に対応できる、飼い主さんたちの心強い味方です。
 運営する仙台獣医師会は、仙台市内で開業する獣医師の集まりです。かつて夜間の救急診療は、各動物病院で個別に行っていました。しかし、日中の通常診療と夜間救急の対応を個人病院でするには限界があり、夜間専門の動物病院の必要性が高まりました。
 2004年に青葉区小田原に開設され、18年3月に現在地に移転。新しくスタートを切りました。日中は高度獣医療を目的とした、紹介型の総合どうぶつ病院として稼働しています。夜間も日中も、かかりつけ医と連携を取って地域のペットの健康を守り、飼い主さんが安心してペットを飼えるように、努めているのです。
 総合どうぶつ病院では、コンピューター断層撮影(CT)、磁気共鳴画像装置(MRI)があり、腫瘍や脳神経疾患の画像検査を行えます。各診療科の専門獣医師を招いて、高度な技術を要する外科手術などの2次診療も受けられます。
 宮城県内には獣医学部を持つ大学がありません。そのため、特殊な機器の必要な精密検査や高度獣医療を受ける際に、盛岡市の岩手大や十和田市の北里大、関東地方の高度獣医療施設などを紹介するケースがありました。
 しかし、遠方まで体調不良のペットを連れて行くのは、飼い主さんにとって大きな負担になっていたことでしょう。仙台にこの新施設ができて、東北の多くのペットたちがよりレベルの高い獣医療を身近で受けられると期待されています。
 総合どうぶつ病院の診療時間は午前10時〜午後5時で木、金曜休診。完全予約制です。かかりつけの動物病院から紹介を受けて受診してください。午後9時〜翌日午前5時に診療を行う夜間救急動物病院は年中無休で、紹介も不要です。直接の来院にも対応できますが、急患への準備のため、できれば来院前に電話=022(794)9985=をお願いします。
(獣医師・後藤千尋)


2018年10月19日金曜日


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