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<ベガルタ>矢島、復帰へ着々 実戦形式に合流 高精度パス攻撃活性化へ

紅白戦でボールをキープする矢島。巧みなパスで攻撃を活性化させる=13日、仙台市の紫山サッカー場

 左太もも裏肉離れでJ1仙台の戦列を離れていたMF矢島が復帰に向けて精力的な動きを見せている。20日のホーム鳥栖戦に向けた12日の練習から完全合流し、実戦形式のメニューにも加わった。チームはここ4試合の得点がオウンゴールとセットプレーのみ。高精度のキックと視野の広さを兼ね備えるパサーの復活に期待が高まっている。
 13日に仙台市の紫山サッカー場であった紅白戦ではアンカーに入った。自陣でボールを持つと、すぐに顔を上げ、前線でフリーだった石原に展開した。ボールに絡む場面はまだ多くはないが、見せ場はつくった。
 6月に加入し、8月1日の名古屋戦で負傷した。自身初の長期離脱にも、「客観的に試合を見られたのは新鮮だった。最近はDFの裏を取るボールが少なくなっている」と冷静にチームの現状を分析。「(出場したら)周りの動き出しをしっかり見たい」と本番でのプレーを思い描く。
 チームはここ数試合、ボランチや3バックがボールを持って前を向ける時間が多い。ただ、せっかく余裕があっても、足元にボールを収める最初のタッチが悪く、前線の動きに合わせてパスを供給できていない。パスセンスにたける矢島が出し手となれば、状況を変えられる可能性が高まる。
 渡辺監督は「出し手は(裏へのボールに)もっとチャレンジしていい。矢島は一本のパスで局面を打開できる」と期待を寄せる。
 残り5試合で7位につけ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位鹿島を勝ち点4差で追う。「チームの力にならないといけない」と矢島。攻撃力アップの切り札を狙う。(佐藤夏樹)


2018年10月19日金曜日


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