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<八甲田雪崩事故>酸ヶ湯温泉に賠償命令 「注意義務怠った」仙台地裁

 青森市の八甲田山系の前嶽で2007年2月、スキーツアー中に雪崩に巻き込まれ大けがしたとして、仙台市の男性(79)がツアーを主催した宿泊業「酸ケ湯温泉」(青森市)に約2597万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こし、地裁は18日の判決で、同社に治療費など724万円の支払いを命じた。
 判決は同社が遭難時、迅速に捜索救助する態勢を構築する注意義務を怠ったと指摘。男性は搬送まで4時間半、現場で待機した上、粗末な担架に乗せられたことなどを理由に慰謝料分として500万円を請求したが、判決は「過酷な現場での救助で、搬送方法は不適切とまでは言えない」として50万円のみ認めた。
 同社は「悲しい事故が2度と起きないよう、ガイドの研修を増やすなど安全対策を強化する」とコメントした。判決によると男性は07年2月14日午前11時ごろ、スキー中に雪崩に遭い左脚を折るなどした。雪崩でツアー客2人が死亡した。


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2018年10月19日金曜日


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