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<恋し浜ホタテ>大船渡ブランド半年ぶり出荷再開 貝毒で規制続く、漁業者ほっとした表情

水揚げしたホタテを箱詰めする漁業者=18日、岩手県大船渡市三陸町の小石浜漁港

 岩手県大船渡市三陸町綾里の小石浜養殖組合が18日、「恋し浜」ブランドで知られるホタテの出荷を半年ぶりに再開した。まひ性貝毒が検出されて出荷自主規制が続いただけに、漁業者はほっとした表情で作業に当たった。
 この日は約50キロを箱詰めし、市内の飲食店などに送った。水揚げした松川高祥(たかよし)さん(38)によると、出荷の標準サイズは直径12〜13センチだが、適期に水揚げされなかったため、最大直径約17センチにまで成長していた。
 夏場の高水温による死滅も多く、水揚げ量は見込みより4割程度減りそうだという。松川さんは「規制がこれほど長引くとは予想外だった。また発生しないことが一番だ」と話す。
 小石浜地区では、若手漁業者らがホタテのブランド化に取り組み、2008年に「恋し浜」を商標登録。養殖施設は東日本大震災で甚大な被害を受けたが、12年9月に出荷を再開し、水揚げ量を増やしてきた。
 大船渡市の三陸町海域では今年4月24日に出荷規制が始まった。規制は10月3日に解除され、16日には活貝を出荷するための基準もクリアした。
 養殖組合ホタテ部長の松川伸也さん(36)は「支援を続けてくれた顧客に申し訳ない思いだった。顧客が戻り、さらに増えてほしい」と巻き返しを誓った。
 岩手県沿岸では、12海域のうち県南部の6海域で3月以降、国の基準を上回る貝毒が相次いで検出された。県漁連の出荷規制は、釜石湾海域を除いて10月中旬までに解除されている。


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2018年10月19日金曜日


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