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<地上イージス>「北朝鮮の緊張緩和進めば配備の大義名分崩れる」秋田知事、防衛省に懸念示す

調査内容の説明に訪れた防衛省側に質問する佐竹知事(左)と鶴田有司県議会議長(右)

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、防衛省の担当者は18日、秋田県庁に佐竹敬久知事を訪ね、月内に開始予定の現地調査の内容を説明した。同省は調査を踏まえて配備に関する結論を出すが、佐竹知事は「北朝鮮の緊張緩和が進めば、国防という配備の大義名分が崩れる」と懸念を示した。
 同省の深沢雅貴官房審議官は、新屋演習場と陸自むつみ演習場(山口県萩市、阿武町)で行う電波環境などの調査と日程を説明した。
 佐竹知事は、緊張緩和が実現すれば弾道ミサイルの脅威は弱まるとの考えを改めて示した。「国際情勢が変化したのに配備が強行されれば住民は理解しない。(新しく就任した)政務三役が誠意を持って説明すべきだ」と来県を求めた。
 深沢氏は「北の動きは不透明だ。慎重に見極めないといけない」と従来の主張を繰り返すにとどめた。
 佐竹知事は、ポーランドでは配備計画に伴い施設周辺に建築規制が敷かれて経済的損失が生じているとして「日本でも規制はあり得るのか」と質問した。
 深沢氏は、国内に規制を求める法的根拠はなく「住民生活や経済活動に影響するような規制は必要ないと考えている」と答えた。


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2018年10月19日金曜日


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