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<イヌワシ戦士 勝負の秋>捕手石原 打でも魅せる フェニックス・リーグ打率3割超

フェニックス・リーグの広島戦、決勝打を放つ石原=19日、宮崎県日南市の天福球場

 東北楽天は今季、3年ぶりの最下位に終わった。来季の巻き返しに向け、選手らは既に始動している。秋季教育リーグ(宮崎県、フェニックス・リーグ、8〜29日)に参加している若手選手を紹介する。

 東北楽天の2年目、石原彪(つよし)捕手が好調だ。フェニックス・リーグはこれまで10試合に出場し、打率3割5分1厘、本塁打3本と打撃成績は上々。盗塁刺を成功させるなどして捕手としても存在感を発揮している。
 19日の広島戦は、2−2の九回1死満塁で決勝打となる右中間への2点二塁打を打った。20日のオリックス戦では、1−7の九回無死一、二塁の場面で代打で出場。スライダーにバットをうまく合わせる技ありの左前適時打を放った。
 2016年ドラフト8位で京都翔英高から入団。高校通算42本塁打の長打力に加え、しなやかなバットコントロールが魅力だ。同リーグで指導にあたる栗原1軍打撃コーチに「スイングのタイミングが良くなってきている」と評価され、さらに自信が付いた。
 「若手投手が多く参加するフェニックス・リーグで打てなければ、1軍で活躍できない」と打撃面で圧倒的な結果を残すのが目標だという。
 さらに、捕手としての技術向上に躍起だ。「肩の強さがなくなったら自分には残るものがない」と強肩を誇るが、1軍へ昇格するにはまだまだ足りない部分が多い。盗塁の走者を刺す時は、カバーに入る内野手が捕球しやすいコースに入るよう、シュート回転の送球に変えた。右足に体重をしっかり乗せて投げることで送球の安定感や速さを増そうと努める。
 今季は1軍で4試合に出場し、今月5日のロッテ戦でプロ初安打をマーク。来季の1軍定着を虎視眈々(たんたん)と狙う。正捕手嶋に加え山下、堀内らとのポジション争いに勝たなければならない。「143試合を戦う中で、打たれてショックを受ける日もあるだろう。精神面も鍛えないといけない」。向上心は尽きない。(伊藤卓哉)


2018年10月21日日曜日


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