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JR山形駅西口市道の自然石舗装 劣化でアスファルトに 市「想定外」

自然石からアスファルトの舗装に工事が進むJR山形駅西口周辺の市道。右奥は霞城セントラル=山形市双葉町1丁目

 欧州の石畳の舗道をイメージし、約20年前に山形市が自然石を敷き詰めて整備したJR山形駅西口周辺の市道で、石を撤去してアスファルト舗装に変える工事が進んでいる。冬場の凍結などで石の劣化が進み、路面の凹凸が顕著になったためだ。ランドマークの高層ビル「霞城セントラル」と調和した景観は台なしになるが、市は「気候による劣化は想定外。安全上やむを得ない措置だ」(道路維持課)と説明する。

 市によると、アスファルト舗装の工事区間は霞城公園南門交差点から山形テルサまで約590メートル。9月末までに約4700万円を投じて北側約280メートルの工事を終え、今後南側の工事に着手する。総事業費は1億円程度に上る見込み。
 自然石舗道は霞城公園や各種文化施設が集まるエリアを巡る「歴史と文化と緑の環」の形成を目指し、縦20センチ、横10センチ、高さ6センチの中国産御影石約23万6000個を使用して整備された。
 しかし冬場の土壌凍結や雨で浮き上がったり、ずれたりする石が増えた。急速に開発が進む地区だけに工事用車両が頻繁に通行するなどしたことから、石自体の劣化や破損も相次いだ。
 こうした事態を想定していなかったため補修用の石のストックもなく、近年は部分的にアスファルト舗装で応急処置を施す箇所が多くなっていた。市は「税金の無駄遣い」との指摘を受けないよう、撤去した石は現在整備中の公園の沿道に再利用する方針だという。
 霞城セントラル近くで美容室を経営する渡辺憲雄さん(52)は「整備された当初はきれいな道で、おしゃれな街並みになると期待していた。最近はアスファルトとの継ぎはぎが目立つようになり、残念だが仕方がないのではないか」と話した。


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2018年10月21日日曜日


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