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<KYB免震改ざん>会社側が謝罪、対応方針説明 宮城県など聞き取り

宮城県の聞き取りに臨むKYBの畠山専務(右から3人目)ら

 油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、宮城県と仙台市は22日、建築基準法に基づき同社に聞き取りを実施した。KYB側はデータ改ざんをあらためて謝罪し、今後の対応方針などを説明した。
 県庁を訪れたKYBの畠山俊彦専務ら4人は「非常に大きな不祥事を起こした。関係者に大変な迷惑を掛け、申し訳ない」と陳謝。県建築宅地課の奥山隆明課長は「建築に対する信頼が大きく揺らいでおり、大変遺憾だ」と批判した。
 聞き取りは非公開で行われた。県などによると、KYBは建物の所有者に対する速やかな説明の実施や、データ改ざんの対象となったオイルダンパーと呼ばれる装置の交換を進める意向を示した。県は、2週間後をめどに説明の進展状況を報告するよう求めた。
 仙台市の聞き取りに対しては、仙台市立病院(太白区)に設置されているオイルダンパー16基のうち、13基が国の定める揺れを抑える性能基準や顧客が要求した基準を満たしていないことを明らかにした。
 畠山専務は取材に、市内の装置使用建物47件について不正の有無が「不明」の物件が複数あると説明。時間を区切って精査し、各基準に「適合」と判断できなければ交換対象とする方針を示した。


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2018年10月23日火曜日


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