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<のりあい・つばめ>燕沢地区「住民の足」出発 乗り合い交通試験運行「ぜひ成功を」

起点の停留所を出発する「のりあい・つばめ」の第1便=22日午前8時10分、仙台市宮城野区の燕沢コミュニティ・センター

 仙台市宮城野区燕沢地区で22日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の試験運行が始まった。起終点の燕沢コミュニティ・センターで出発式があり、郡和子市長と住民代表がテープカットし、第1便に乗車した。

 地元6町内会などでつくる交通検討会が運営主体となり、仙塩タクシー(宮城野区)に運行を委託する。
 ルートと停留所は地図の通り。地区内に8の字を描く循環ルートで、停留所は計15カ所ある。車両は10人乗りジャンボタクシー。月、水、金曜の午前8時台〜午後5時台に計10便を運行する。運賃は均一で1人200円。
 第1便に乗った同区鶴ケ谷の主婦瀬戸敬子さん(87)は「家の近くから乗れるので便利。大いに利用したい」と話し、同区小鶴の主婦伊藤範子さん(80)は「急な坂を上って買い物や病院に通うが、これで楽になる」と喜んだ。
 試験運行は11月16日までの約1カ月間。運賃や協賛金などの収入が運行経費の2割を超えることが目標で、クリアすれば3〜6カ月間の試験運行に移行できる。
 燕沢地区は丘陵地のため道が狭く、坂が多い。バス路線からも外れ、公共交通の空白地となっている。今後、運転免許証を返納する高齢住民が増えると見込まれ、地域交通の導入を目指している。
 検討会の大西憲三会長は「地域の力を結集し、是が非でも試験運行を成功させたい。乗り合い交通を使って外出し、元気に長生きしてほしい」と語った。
 郡市長は「燕沢と似た課題を抱える地域にとって試験運行は刺激になる。地域を良くする議論を住民主体で進めていく模範になればいい」と期待した。


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2018年10月23日火曜日


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