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スギ成分「リグニン」で強固な自動車素材 産総研と宮城化成が開発

 産業技術総合研究所などは23日、スギから抽出した成分「リグニン」を使い、自動車用の新素材を開発したと発表した。光岡自動車(富山市)と協力し、内外装に新素材を用いた車両を製作。今後1年程度で紫外線などへの耐久性を試験し、2022年の実用化を目指す。
 リグニンは細胞壁に含まれ、強固で耐熱性が高いが、樹木の種類によって性質にばらつきがあるのが難点だった。産総研などは成分が均一なスギから安定的にリグニンを取り出す手法を考案した。
 素材メーカーの宮城化成(栗原市)と協力し、リグニンを使った樹脂と繊維の複合材料を開発。試験ではボンネットやドア部分の内装に使用。量産時には製材の際に余った木材を使うことを想定しているという。
 開発に携わった森林研究・整備機構の沢田治雄理事長は「(リグニンは)中山間地域でも製造でき、地方創生に貢献する」と話している。


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2018年10月24日水曜日


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