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客引き根絶へ不退転 仙台中央署が風俗店に一斉立ち入り 条例制定の機運高める

立ち入りで従業員名簿や料金表を確認する警察官=19日夜、仙台市青葉区国分町2丁目

 仙台市青葉区の歓楽街・国分町で風俗店によるフリーの客引きの利用や違法な営業を防ごうと、仙台中央署は19日夜、同区国分町2丁目のキャバクラ店などに風営法に基づく一斉立ち入りを実施した。市は規制区域の客引きを全面禁止する条例案を市議会12月定例会に提出する方針で、一斉立ち入りは条例制定の機運を高める狙いもある。
 この日は署員約20人がキャバクラやクラブなど51店を訪問。従業員名簿や料金表などを確認し、違法な客引きを利用しないよう注意を促した。このうち計40店で名簿や料金表の不備、18歳未満立ち入り禁止の不掲示などの違反が見つかり、同署は改善指導した。
 風営法や宮城県迷惑防止条例で、風俗店への客引きや風俗店従業員による客引き、風俗店が報酬を渡す約束をして客引きを利用することが禁じられている。
 同署によると、風俗店への立ち入りは定期的に実施する場合と、違反営業の通報を受けて実施する場合に大別されるが、今回は条例案提出を前に特別に実施した。同署は1月から18日までに計46店の風俗店に立ち入りし、うち8店で違法営業が発覚したため改善指導した。
 古沢英幸生活安全課長は「違法な客引きを無くすには、店側が利用しないことが重要だ」と強調。立ち入りを受けた国分町2丁目のクラブ店長の男性(53)は「客引きらはビル前にたばこを捨てたり、店の利用者とトラブルを起こしたりするため迷惑」と規制強化に理解を示した。
 同署では9日、風俗店への客引きを指示したとして県迷惑防止条例違反の疑いで、国分町2丁目のキャバクラ店長の男(46)を逮捕し、18日には同法の両罰規定を適用し同店経営者の男性(31)を書類送検した。


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2018年10月24日水曜日


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