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<福原愛引退表明>晴れやか「泣き虫愛ちゃん」 報告会で競技人生振り返る

現役引退を改めて報告し、花束を手に笑顔の福原さん=23日午後、東京都内

 天性の愛らしさをまとった引退報告だった。五輪に4大会連続で出場した卓球女子の福原愛さん(29)=ANA、仙台市出身=は東京都内で23日、現役を退く意向を改めて明らかにし、「今は晴れやかな気持ちです」と柔和な表情を浮かべた。
 白を基調としたワンピース姿で会見場に現れた。約40秒間、カメラのフラッシュを浴びると、約100人の報道陣を前に「リオデジャネイロ五輪から2年がたっているにもかかわらず、お越しいただきありがとうございます」と一礼した。
 日本中から注目を集め続けた半生だ。3歳9カ月で競技を始め、泣きながら母千代さんとラリーを続ける姿が「泣き虫愛ちゃん」と呼ばれてお茶の間の人気を集めた。ラケットを置く今になって思う。
 「『泣き虫じゃないもん』と何回も思ったけど、リオの時も泣いていた。やっぱり泣き虫だったんだな」
 古里を襲った東日本大震災を機に、アスリートが存在する意味を考える日々を送った。「自分に何ができたのか、いまだに自信を持って言えない」と前置きした上で、「勝ち負けは大事だが、一試合、一大会、どれを切り取っても『100パーセントの思いで愛ちゃんはプレーしているんだな』と思ってもらえるように心掛けていた」と振り返った。


2018年10月24日水曜日


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