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<だて正夢>初陣上々の出だし 首都圏でのPRに注力

買い物客はだて正夢の特設コーナーで足を止めた=24日、仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店

 宮城県産米期待の新品種「だて正夢」が24日、本格デビューを果たした。主力の「ひとめぼれ」以来となる大型銘柄は、他産地のライバルがひしめく高価格帯に打って出た。県は米どころの復権を懸け、首都圏でのPRに注力する。
 仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店では店舗入り口近くに売り場を特設し、2キロ入り180袋、5キロ入り560袋を準備。初日の特別価格は税抜きでそれぞれ1280円、2380円に設定した。
 仕入れを担当するコープ東北サンネット事業連合店舗商品本部の高橋透さん(55)は「発売前から問い合わせが多く、注目度の高さを実感している」と手応えを強調した。
 2017年産のだて正夢はプレデビューの位置付けで250トンを販売。このうち224トンが県内で流通したが、予想以上の売れ行きで購入希望者に行き届かなかった経緯がある。
 高橋さんは「県内では知名度こそ高いが、食べたことのない人が多い。一度食べてもらい、味の良さを知ってほしい」と話す。
 一方、県外での知名度は決して高くない。県は23日、販売開始に先駆けて東京・六本木でPRイベントを開催。日本航空や全日空、JR東日本の機内食や軽食に採用を売り込むなど、新銘柄の浸透に躍起だ。11月には東京・表参道に期間限定のアンテナショップも設ける。
 東京・JR錦糸町駅近くで全国のブランド米を扱う専門店「亀太商店」。だて正夢を店頭精米で販売し、初日は約20キロが売れた。市野沢利明代表は「(だて正夢を)知らない人が多かったが、紹介したら20〜30代の人が興味を持って買ってくれた」と話した。
 18年産は山形県の「雪若丸」や福井県の「いちほまれ」など新ブランド米の市場投入が相次ぐ。市野沢代表は「滑り出しは上々だが、競争は相当厳しい。埋没しないよう販売戦略に工夫が必要だ」と指摘する。


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2018年10月25日木曜日


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