宮城のニュース

<仙台市教委>体罰4教諭を処分、指導 不適切指導は171人

体罰4件を公表し、謝罪する仙台市教委の職員=市役所

 仙台市教委は24日、児童生徒をたたくなどの体罰をした教諭4人を戒告処分や市教委と校長による指導としたと発表した。2017年度に実施した体罰に関する全校アンケートなどで不適切な指導が分かった教員171人を同日、厳重注意や指導とした。
 戒告処分を受けた若林区の中学校の50代男性教諭は9月、上靴のかかとをつぶして履く男子生徒を注意したが聞き入れられず、生徒の頭や頬をほうきなどでたたき、額に頭突きをするなどした。5月にも別の生徒の頭をほうきで小突く行為があり、市教委と校長から指導を受けていたという。市教委は同校の校長を文書厳重注意とした。
 ほかの3人は児童の衣服や腕を引っ張ってかすり傷を負わせたり、生徒の額をたたいたりして市教委と校長の指導を受けた。
 不適切な指導は「ばか、あほ」「うそつき」「狂っているんじゃない」などの発言のほか、大声を出す、机を蹴るといった威圧的行為。文書厳重注意を受けた若林区の中学校の20代男性教諭は、生徒の自己評価カードの教員コメント欄に「まー」「んんー」など意味不明な記述をした。
 今回はアンケートなどの結果を踏まえ、事実関係の調査を経て処分や措置、指導を行った。処分や指導を受けた教員は計212人になった。
 市教委は11月、処分を受けた教員に、児童生徒との接し方などを指導する特別研修を開く。宮城教育大の教授や市発達相談支援センターの職員が講師を務め、再発防止につなげる。
 谷田至史教育人事部長は「力に頼らない、子どもの状況に応じた適切な指導を行えるよう、研修などを続けたい」と謝罪した。


関連ページ: 宮城 社会

2018年10月25日木曜日


先頭に戻る