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<福島知事選>10代の関心薄く「公約に説得力ない」「受験勉強忙しい」

福島大に開設された期日前投票所=22日、福島市

 任期満了に伴う福島県知事選(28日投開票)に、若い世代は関心を抱いているのかどうか。同知事選では選挙権が18歳以上に引き下げられて初の選挙。福島市の高校3年生らに聞いた。
 桜の聖母学院高の3年古田奏さん(18)は、一票の価値を十分に見いだせていない。「これまでの4年間で福島が変わったとは感じない」。自分が投票しても何も変わらないような気がするという。投票は「18歳の記念に」行くつもりだ。
 知事選には現職と新人計4人が立候補している。3年利根川花子さん(18)は公約を比較してみた。「いずれも訴えに説得力は感じなかった」と言う。
 2人は既に進学先が決定した。「受験勉強で忙しいクラスメートは候補者を調べる暇はないと思う」と利根川さん。何となく投票するしかないなら「高校生に選挙権を与えることがプラスなのか分からない」。
 「『そういえば、選挙権持っていたんだ』と思う程度」「なかなか実感が湧いてこない。(進学先は東京で)知事選後の4年間は福島にいないし」
 他の3年生からは、こうした声も上がった。
 県選管によると、県内の18歳の投票率は16年参院選が46.78%、17年衆院選が49.97%。それぞれ57.12%、56.69%だった県全体を下回った。
 本年度、県選管は高校35校で模擬投票を実施するなど啓発に力を注ぐ。福島大には22、23日、期日前投票所が開設された。
 行政政策学類1年武田舞さん(19)は一票の行使に前向きだ。「若者の意見も政治に反映させたい」。東京電力福島第1原発事故が大きなテーマと捉え「復興と観光活性化に尽力してくれそうな候補に票を投じたい」と言う。
 ただ、全体の雰囲気は異なるようだ。政治参加を促すサークル代表の同3年吉村哲(さとし)さん(21)は「学内の関心は薄い。ニュースを見ない学生が多く、県の情報に接する機会が少ないからかな」と漏らした。

 ◇福島県知事選立候補者
内堀 雅雄54 知事      無現
金山  屯78 自然塾代表   無新
高橋  翔30 会社経営    無新
町田 和史42 共産党県委員長 無新(共推)


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2018年10月25日木曜日


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