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<東北電>3年連続経常減益 9月中間 女川廃炉の損失計上

 東北電力は25日、2018年9月中間連結決算を発表した。売上高は前年同期比5.5%増の1兆351億800万円、経常利益は29.1%減の375億3900万円、純利益は12.4%減の303億1200万円。燃料価格の上昇などが影響し、3年連続の経常減益となった。女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)の廃炉決定に伴う特別損失も計上した。
 収益面は、燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの時間差で生じる差額で、利益を150億円押し下げた。省令改正に伴う原発解体費用の増加や、渇水による水力発電所の稼働減もあり、経常費用が増加した。
 売上高は同期として2年連続の増収。気温が高かった春先の暖房需要の減少などで販売電力量が3.1%減った一方、卸売りなどの他社販売電力料が228億円増えるなどした。
 女川1号機の廃炉が決まり、震災前に発注した機器交換工事の費用21億7800万円を特別損失に計上。原町火力発電所(南相馬市)の復旧遅延に伴う東京電力からの損害賠償金79億円を特別利益とした。中間配当は前期と同じ1株当たり20円。
 通期の連結業績予想は修正し、売上高は18年4月予想比4.7%増の2兆2400億円、経常利益22.5%減の620億円、純利益14.0%減の430億円。連結子会社は51社。
 記者会見した原田宏哉社長は「減益は燃料価格上昇など一時的な要因。コスト削減と経営効率化を進め、財務基盤を強化していきたい」と話した。


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2018年10月26日金曜日


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