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<いじめ>宮城、いじめワースト3位 不登校割合も2年連続最多

 文部科学省が25日公表した2017年度の児童生徒問題行動・不登校調査で、東北では宮城の1000人当たりの不登校児童生徒数が2年連続の全国ワースト1位、いじめ認知件数が同3位だった。初公表となった全国の政令市別で、仙台市はいじめ認知件数がワースト2位となった。

 東北各県と仙台市の主な調査結果は表の通り。いじめ認知件数は6県で計4万7816件で、16年度より5800件増えた。福島は前年度に比べ2837件の大幅増となった。1000人当たりの件数で、山形、青森、岩手が全国ワースト8〜10位だった。
 不登校児童生徒数は6県で16年度より408人増の9406人。1000人当たりの人数で見ると、宮城以外の5県はいずれも全国平均を下回った。秋田は全国で最少、岩手は2番目に少なかった。
 暴力行為の発生件数は6県で計3685件。16年度から796件増え、6県とも16年度比で増加した。1000人当たりは青森と宮城が全国平均を超えた。
 政令市別で、仙台市はいじめ認知件数が16年度より796件少ない1万4132件。1000人当たりの件数は新潟市(258.3件)に次いで、ワースト2位の173.5件だった。不登校児童生徒数でワースト3位、暴力行為の発生件数で同4位だった。
 仙台市内では17年4月、折立中2年の男子生徒が教諭から体罰を受けた上、いじめを訴えて自殺する事案が発生している。

[問題行動・不登校調査]いじめや暴力行為といった問題行動、不登校などを把握し、子どもの指導に生かすため文部科学省が毎年実施している。いじめは小中高とも1985年度から公立の調査を始め、2006年度から国私立、13年度から通信制高も対象とした。いじめを「一定の関係にある児童生徒の心理的または物理的な影響を与える行為により相手の児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義。15年度まで問題行動調査と称していたが、不登校の子どもを支援する教育機会確保法施行を受け、不登校を問題行動と誤解されないよう名称を変えた。


関連ページ: 宮城 社会 いじめ自殺

2018年10月26日金曜日


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