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<ドラフト>楽天、攻撃力強化鮮明に 物足りない手薄な二遊間

 東北楽天は2015年以来となる1、2位の野手指名を敢行した。今季はチーム打率、総得点いずれもリーグ最下位で攻撃力強化を鮮明に打ち出した。一方、投手も課題とされていた左腕の即戦力を含む4人を指名し、バランスを取った。平石監督は「70、80点の出来」と結果を評価した。
 1位の辰己は走攻守がそろい、将来的に打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を狙える。石井一久ゼネラルマネジャー(GM)は「肩の強さ、足の速さはプロでもトップクラス」と太鼓判を押し、チーム待望のスーパースター候補に挙げる。
 補強ポイントの一つだった捕手には、2位太田を指名。広島・広陵高時代は甲子園で活躍し、大学では1年からレギュラーをつかみ、リーダーシップの面でも評価されている。正捕手のベテラン嶋を脅かす存在と期待される。
 野手陣に比べ、伸び盛りの戦力が整う投手陣は将来を見据えた「素材型」(石井GM)の高校生2人を選択した。一方で4位に社会人の即戦力左腕の弓削を指名し、ウイークポイントを補った。
 物足りないのは手薄な二遊間の補強だ。石井GMは「野手が想定以上に早く他球団に指名された」と後手に回ったことを認めた。それでも、野手の充実に重点を置きながら、投手もバランス良く指名し、東北関係選手も織り交ぜた「石井流」のドラフト戦略が垣間見えた。(狭間優作)


2018年10月26日金曜日


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