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<西澤潤一さん死去>仙台二高同窓会活動に尽力 後輩に「奨学金」も

 西澤潤一さんは旧制仙台二中を敗戦前年の1944年に卒業。母校の旧仙台二中・仙台二高同窓会会長を2001年から12年まで務めた。西澤さんから会長を引き継いだ大井龍司さん(77)=仙台市=は「同窓会の大先輩であり重鎮。忙しい中で大変尽力していただいた。同窓生を代表して哀悼の意を表したい」と悼んだ。
 西澤さんの会長時代は、首都大学東京の学長などを務めた時期と重なり、仙台を離れていることが多かった。5年ほど副会長として西澤さんを支えた高橋正道さん(86)=同=は「仙台に戻ると、不在中の同窓会や母校の動向を同期の同窓生から丁寧に情報収集していた。忙しい中でも母校のことを親身に気に掛けてもらった」と振り返る。
 同窓会報には毎回のように寄稿し、理工系だけでなく、歴史やクラシック音楽など幅広い分野で造詣の深さを発揮し、読み応えのある一文を寄せていた。
 若い後輩への思いから母校に寄付し、1984年度に「西澤奨学金」が仙台二高にでき、東北大の理工系学部に進学した卒業生を支援した。
 高橋さんは「卒業式などで『自分はそんなに頭が良くないが、考え続けると何かにぶつかる。考え続ける力が大切だ』と繰り返し話していたのが印象深い」と思い出を語った。


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2018年10月27日土曜日


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