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<西澤潤一さん死去>「雲の上の存在」「現代社会の支え」東北大生や研究者ら賞賛

東北大の定年退官を前に、最終講義をする西澤さん=1990年

 元東北大総長の西澤潤一さんの訃報を受け、東北大の学生や研究者らは26日、改めて業績をたたえ、数々の先進的な分野を切り開いた西澤さんの後に続く決意を新たにした。

 西澤さんと同じ分野を研究する大学院生の間には、突然の訃報に驚きが広がった。通信工学専攻の木村光佑さん(25)は「西澤先生の技術は今の研究では当たり前のように使う。雲の上の存在だ」と尊敬の思いを口にした。
 超高速光通信を学ぶ平田綾也さん(22)は「西澤先生がいなければ、自分の研究もできなかった。東北大生として誇りに思う」と話した。
 西澤さんが所長を務めた東北大電気通信研究所(通研)の関係者も偉大な先達の死を悼んだ。副所長の石山和志教授(55)=磁気工学=は「半導体や光通信など西澤先生の先駆的な研究で、現代社会が支えられていると言っても過言ではない」と強調した。
 2015年の通研80周年の記念行事で交わしたあいさつが最後になったといい「相変わらずオーラがあった。偉大な先生が亡くなられたことは本当に残念だ」と惜しんだ。
 半導体デバイスの研究に取り組む同研究所の佐藤昭准教授(38)は「直接お会いする機会はなかったが、専門書などで業績に触れてきた。関連分野に取り組む一人として、西澤先生が所長を担った通研の名に恥じない成果を上げたい」と誓った。


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2018年10月27日土曜日


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