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<子ども食堂>「ただいま」言える場所に 岩沼市内を巡回 料理や豆腐作りも体験

粉砂糖を振り、デザートのケーキを完成させる児童

 宮城県岩沼市内を巡回しながらオープンする子ども食堂がある。「いわぬまのおばちゃんち」。手作りご飯を一緒に食べるだけでなく、子どもに料理を体験させるなど運営方法も工夫している。関係者は「親戚のおばちゃんの家のように、子どもたちが『ただいま』と言える場所をつくりたい」と意気込む。

 キノコや里芋がたっぷり入った汁物や鶏団子の甘酢あんに、すき昆布の煮物。18日、岩沼市西児童センターに温かい夕食が並んだ。コメは市内で収穫したばかりのササニシキとひとめぼれ、だて正夢で、参加した児童8人が3種類を食べ比べる趣向もあった。
 午後4時に受け付けを始め、午後5時45分の夕食まで、子どもたちは宿題を終わらせたり、デザートのカボチャのケーキの飾り付けをしたりして楽しく時間を過ごした。
 食堂名と同じボランティア団体「いわぬまのおばちゃんち」が4月に始めた。貧困家庭の子どもの存在に胸を痛めたことがきっかけで、これまで市内4カ所で計6回、食堂を開いてきた。多くの子どもが利用できるよう、各地区を回るスタイルにした。
 保護者の帰宅が遅い場合でも自分でご飯を作って食べられるように料理体験教室も実施。握らないおにぎり「おにぎらず」を作らせたり、専門業者を招いて米粉を使った料理や豆腐作りを経験させたりしている。
 布田尚子代表は「みんなでご飯を食べるという当たり前のことが難しい時代。気軽に参加して、いろいろな人と触れ合ってほしい」と話す。
 次回は11月15日午後4時から西児童センターで。対象は主に小学生で定員20人。連絡先は布田代表090(9032)6971。


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2018年10月27日土曜日


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