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<気仙沼・大島>防潮堤覆う緑地デザイン、古里の魅力表現 地元中学生が文化祭で発表 

自分たちで考えた広場デザインのポスターを眺める生徒ら

 宮城県気仙沼市大島中の生徒らが東日本大震災の復興事業として宮城県が防潮堤を覆土して整備する緑地のデザインを考え、27日に同校であった文化祭で発表した。通路に大島の魅力を描いたタイルを敷き詰め、のり面に花文字を配置。生徒の思いが詰まった広場は2019年度内に完成する。
 緑地は大島浦の浜地区に県が整備する約1.2ヘクタール。海抜7.5メートルの防潮堤の頂上部付近にできる通路には大島小、中の子どもたちが島の自然などを描いた絵をタイルにして敷く。のり面に植えたツツジで「おおしま」と表現する。
 宇宙で約8カ月保管された種から育ち、大島中にある「宇宙桜」も移植し、スロープにはソーラーライトを設置する計画。
 総合学習の一環で、県の設計図を基にデザインを考えた1〜3年の6人が発表した。生徒らは「防潮堤が色鮮やかになることにより、住民たちの防潮堤に対する負のイメージは無くなるはずだ」と強調した。
 7月下旬からアイデアを考え、県気仙沼地方振興事務所の担当者や住民に場所の特徴や津波の被害状況を聞いた。実際に現場を訪ねてイメージも膨らませた。3年小山健さん(14)は「大人になっても大島にずっと残り続ける思い出の場所ができる」と喜ぶ。
 県は来春にも着工する方針。宮崎明雄校長は「古里に自分たちが考えた広場ができる。子どもたちにとって大きな誇りになるだろう」と話した。


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2018年10月28日日曜日


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