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仙台・宮沢橋架け替えへ 来秋着工、東部と南部往来便利に

新宮沢橋の完成イメージ。宮沢橋交差点(左手前)の十字路は変形が解消され、仙台駅東に続く都市計画道路に接続する

 仙台市は来年度、都市計画道路整備の一環で、広瀬川を渡る「宮沢橋」(若林区、太白区)の架け替え工事に着手する。現在より約30メートル上流に新たな橋を建設し、太白区側は宮沢橋交差点が十字路になるよう国道286号と結び、若林区側は国道45号に接続する別の都市計画道路とつなげる。開通予定は2024年度末で、市東部と南部エリアの行き来が便利になる。
 宮沢橋の架け替えは都市計画道路「南小泉茂庭線」の宮沢橋工区(300メートル)で行われる。既に詳細設計に入っており、来年11月ごろに橋の工事、21年度半ばに接続道路の整備に着手する。事業費は約53億8000万円を見込む。
 新宮沢橋は長さ145.1メートル、幅25.8メートル。幅員が2.3倍に広がり、車道は片側1車線から2車線に増える。現在は宮沢橋交差点の南東角に結節し、橋を通過しての西進、286号からの東進いずれも変形五差路のため右折できない。架け替えで十字路に変わり、ともに右折が可能になる。
 広瀬川の景観に配慮し、現在は4本の橋脚を1本だけにし、河川の見通しを良くする。橋桁の色は今と同じ赤系を踏襲し、住民の意向も踏まえ、茶に近い色合いにする。1955年に完成した現在の橋は新宮沢橋の完成後に撤去する。
 昭和市電通り(若林区)の市急患センター付近に新しく交差点を設置。新宮沢橋からの接続道路と、整備中の都市計画道路「宮沢根白石線」を結節させる。
 宮沢根白石線は連坊小路と舟丁の間(若林区)で、陸橋建設や用地買収が進み、21年度末に開通の見込み。宮沢橋工区も完成すれば、国道45号と286号をつなぐJR仙台駅東側の大動脈が出来上がる。
 新宮沢橋の予想交通量は1日約4万2000台。現在は1日約1万台で、4倍以上に膨らむ。駅の西側を経由する車が新宮沢橋に流れるとみられ、市中心部の混雑緩和が期待される。
 たもとの宮沢緑地では毎年8月に「広瀬川灯ろう流し」が行われ、貸しボートや多くの川遊びイベントが開かれている。
 市南道路建設課の担当者は「一連の工事でイベント開催に影響が出るかもしれない。最小限に抑えられるよう主催団体、周辺住民と協議する」と話した。


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2018年10月28日日曜日


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