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堆積土砂で公園駐車場を拡張 湯田ダムと岩手・西和賀町が連携

湯田ダムの堆積土砂を利用した公園駐車場拡張工事

◎処理費削減で一石二鳥 観光後押し

 東北地方整備局湯田ダム管理支所や岩手県西和賀町が連携し、湯田ダム(錦秋湖)に堆積する土砂を活用して西和賀町焼地台公園の駐車場拡張工事を進めている。「厄介者」転じて土砂の処理費用削減と観光施設の拡充の一石二鳥を狙う。

 工事には、ダムの貯水機能を維持する貯砂ダムに堆積した粘土質の土砂と、ダム上流の和賀川河畔から採取した玉石混じりの土砂の計2400立方メートルを利用する。
 公園駐車場に隣接する国有地のくぼ地を埋め立て、駐車可能台数を15台から60台に増やす計画だ。工事は11月10日に完了し、その後、路盤を舗装する。
 公園はキャンプ施設を備え、年間約5000人が訪れる紅葉の名所として知られる。ただ利用は休日に集中するため、手狭な駐車場が悩みの種だった。
 公園を管理する地元の協同組合湯本商店会と町が国有地の利用を持ち掛け、土砂の処理に悩む管理支所が応じた。
 処理費用400万円を節減できた管理支所の担当者は「異なる質の土砂を使い、盛り土の強度を確保できた。他の場所への活用も考えたい」と話す。
 湯本商店会理事長の柳沢安雄さん(73)は「駐車場の確保は課題だった。自然豊かな公園の魅力を生かし、来園1万人を目指す」と意気込む。


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2018年10月28日日曜日


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