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信号機移設で交通安全対策 事故多発の生活道路

標識に切り替わった現在の様子=仙台市青葉区小田原6丁目
信号機のある以前の様子。標識には夜間に横断歩道を照らすライトが付いている=仙台市青葉区小田原6丁目

 県警は事故が多発する県内の生活道路の交通安全対策強化に乗りだした。第1弾として、仙台市青葉区宮町地区で市や住民と信号機移設などを計画し、工事を進めている。住民と協議しながら対策を進める初の試みで、今後は他地域にも取り組みを広げる方針だ。

 対象は同区の宮町1〜3丁目、小田原4〜8丁目、福沢町。宮町地区は国道45号や市道北四番丁岩切線など幹線道路に囲まれ、地区の生活道路が「抜け道」に使われてきた。県警によると、2012〜16年に同地区で起きた車両事故の約9割は地区外の運転者によるものだった一方、被害者の多くが地域住民という。
 県警は17年2月、地元町内会や小学校のPTA役員らと協議会を設置し、危険箇所の視察や意見交換を重ねてきた。信号が変わる直前に加速する車両が多いため、信号機を撤去して一時停止に変えたり、車道幅を狭めたりする速度抑制策を市と共にまとめ、住民に説明してきた。
 10カ所以上の変更工事の大半は今年8月までに終了。残る信号機移設も19年3月までに完了する。10月にあった説明会では住民から「スピードを出し過ぎる車が減った」「子どもと安心して歩けるようなった」などと評価する声が上がったという。
 県警交通規制課の担当者は「生活実態に即した改善となるよう住民の声を取り入れ、丁寧な合意形成を心掛けてきた。宮町地区で培ったノウハウを県内各署と共有し、各地で安全対策を推進したい」と話す。
 県警は同地区に県内初の可搬式取り締まり装置を導入し、摘発も強化する。今後、県内で対策を検討する7市町18地区でも住民との連携を図る。


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2018年10月29日月曜日


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